新屋ガラス工房に行って来ました。


なんでここに!?

〈新屋ガラス工房外観、高い屋根のところが主な制作スペース〉 

 

「なんでここにガラス工房!?」とおどろいてしまうくらい、住宅地のど真ん中に存在している新屋ガラス工房。青空に悠々と映える町家風の屋根が魅力的。ホットショップをはじめとする制作スペース・ギャラリー・ショップ・カフェ・ホワイエから成り立ちます。館長の佐藤さん曰く、「観光施設というよりも、ものづくりを通じた地域交流の場」なのだそう。

〈館長さんとショップの店員さん。いつもにこやかに迎えてくれます。〉 


 どうせ作家さんのための施設なんでしょ!お堅い場所なんでしょ!と思いきや、広場の芝生を地域の学校や地域団体さんと協力して整備したり、カフェを美術大学の学生さんたちが営んでいたり、地域のお母さんがショップ店員さんをしていたりと、地域の人も関わりながら新屋の魅力・ガラスのおもしろさを伝える空間になっています。そのせいか、いつもなごやか〜な雰囲気が漂っており、訪れた人々をあたたかく迎え入れてくれます。

 地域とのつながりは工房の空間づくりだけではありません。現在、ガラス工房では、地域の素材を活用しガラスに色をつける研究をしているそう。新屋浜の砂や秋田晴酒造さんの酒粕、スタッフの家の暖炉の灰…ガラスに溶かし込み、どんな色ができるのか、地域の素材を活かしたものづくりを研究中のようです。ガラスに地域のものが閉じ込められているなんてロマンチック。 


 

作品の個性は素材で決まる

 〈吉岡さんの作品。よーく見るとそこが虹色。影が水辺を覗き込んだ時と似ている〉

 キラキラと並ぶ作品を眺めて、どんな人がつくったんだろう〜と想像していると、実際に会えてしまうのが新屋ガラス工房。在籍作家である吉岡星さんにお話をお聞きすることができました。サラリーマンをしたのちに、ガラス作家になるという異色の経歴を持っている吉岡さん。制作することよりも、作品を通して人と関わることに魅力を感じているそう。

〈制作中の吉岡さん。手さばきは圧巻でした。〉


吉岡さん「ものをつくるとなれば、かっこいいとか可愛いとかきれいを意識しがち。でも、ものの個性は素材で決まる。だからこそ、地域にどんなものがあるのかを知ることは大切。」

 

素材があってはじめて成り立つものづくり。素材に向き合えば向き合うほど、素材が生まれた地域と向き合うことも大切なのかもしれません。今の若い人たちには、ものや素材に向き合うことをしてもらいたいと吉岡さんがお話ししてくださいました。



〈在籍作家の大河内 純一。目が真剣です。〉 

 地域の中に突如として現れた大きな工房。住民と作家さん・スタッフなどの思いが混じり合い、確かな歴史を刻み始めた工房ではないかと私は思います。


以上、アーツセンターあきた、さいとーからでした〜



 




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